バックキャストとマイルストーンで必ず達成できる!「新年の抱負・誓い」を実現するための計画作り

行動計画の作成方法 ライフハック

毎年、立派な新年の抱負を作って満足するけど、達成できた試しがないです。

正直言うと、正月休みが終わると誓いを立てたことすら忘れてしまい、毎年同じことを繰り返しています。

どうすれば目標を達成できるの?

それは具体的な活動計画に落とし込めていないことが原因です。

長年、経営計画や事業計画を作ってきた私の経験をもとに、長期的な目標を達成するための計画作りの方法を紹介します。

この記事では、「新年の抱負」、「新年の誓い」を達成するために必要な活動計画の作り方について紹介します。

この記事の内容
  • 「新年の抱負・誓い」を達成できない理由
  • 目標を達成するための活動計画の作成方法
  • 長期的目標から逆算思考で考えるバックキャストの考え方
  • 目標を細かな中間目標に分割するマイルストーンの考え方

この記事を読んで具体的な行動計画を作成し、日々の活動に繋げることで、着実に目標に近づくことは間違いありません。

来年の今頃には、今のあなたとは違った成長した姿を実感できるはずです。

記事の最後の要点をまとめていますので、あなたの計画作りにご活用ください。

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「新年の抱負」を語ることは、向かう方向を決めただけ

新年の誓い

「新年の抱負」はあくまで進む目印としての「北極星」を設定したに過ぎない

みんな、将来の目標を立てるのは好きですよね。

考えるだけでワクワクしてきますよね。目標を考えて将来の想像をしている時点が一番アドレナリンがドバドバ湧いているようです。

英語でも「New Year’s Resolution」(新年の抱負)という言葉があるくらいですから、万国共通、人間の特性だと思います。

しかし、「新年の抱負」を立てることはあくまで進む方向を定めたに過ぎません。

つまり、夜空に一段と明るく輝く「北極星」を頼りに向かう方向の目印でしかありません。

WHAT(何を)、WHEN(いつまでに)、HOW(どうやって)実現するかが不明

たとえば、「今年こそダイエットするぞ」と決めたとしましょう。

しかし、「どうやって」「いつまでに」「何キロ」ダイエットするかを決めなければ何も始まりません。

要するに、「炭水化物を減らすためにご飯は今までの半分にする」ことで、「5ヶ月後に」、「10キロ」ダイエットする、と言うように具体的な目標にする必要があります。

今年こそ誓うだけのイベントで終わらせない

現状の継続と目標とのギャップ

現状のやり方を継続すれば目標は達成できるのか?

多くの人は毎年、年が明けると同時に新年の誓いをしているのではないでしょうか。

しかし、その年の終わりに達成できた経験のある人はどれくらいいるでしょうか。

おそらく、達成できる人は毎年のように達成でき、できない人は毎年できないのが現実だと思います。

つまり、あなたがこれまで目標達成できない側の人だとしたら、おそらく今年の新年の誓いも達成できない可能性が高いです。

今まで変われなかった自分が今回は変われる根拠は?

昨年まで目標を達成できなかったあなたが、今年は目標を達成できる根拠はありません。

新年の誓いを達成できる人になるためには、これまでのあなたと変わる必要があります。

「ダイエットしたいね」、「いい会社に転職したいね」と妄想しながら友達と酒を飲み、次の日には忘れる毎日はもうたくさんです。

バックキャストで目標到達までの計画を立てよう

バックキャストとマイルストーンを利用した行動計画の作成方法

あなたに必要なのは目標到達までの実行計画

目標を達成できる人になるために、昨日までのあなたと変わるために必要なことは何でしょうか?

目標を達成したいと言う強い想い?

もちろんそれは大前提ですが、目標達成までの数ヶ月間、数年間の毎日、強い想いを持ち続けることは不可能です。

答えは、「目標達成までの実行計画」を作ることです。

日々の行動に落とし込んだ具体的な活動計画、気分がのらない日や仕事で疲れた日にもやるべきことが明確になった活動計画です。

現状と目標のギャップはどれくらいあるか?

実行計画を立てるにあたり、最初に必要なことは「現状」と「目標」を比較し、どれくらい差があるかを理解することです。

どれくらい点数を上げる必要があるか、何秒タイムを縮める必要があるか、何キロ痩せないといけないか。「解決すべき問題」の把握が最初のステップです。

目標を達成するために必要な要素をバックキャストで洗い出そう

達成したい目標に向かって実行計画を作るにあたって、必ず目標から逆算で考えましょう。

決して「今のあなたができること」を計画してはいけません。

5ヶ月後に10キロ痩せたいなら、10キロ減らすための計画を考えてください。

「とりあえずおやつを控えよう」という現在の行動から考えてはいけません。

最終目標をマイルストーンに分解して計画を具体化しよう

数ヶ月後、数年後の目標に向けて行動するのは誰しも難しいです。

最終目標を複数の中間目標(マイルストーン)に分解しましょう。

5ヶ月後に10キロ痩せたいなら、1ヶ月後に2キロ、2ヶ月後に4キロ痩せると言うようにマイルストーンを作ってください。

そして、まず「1ヶ月後に2キロ痩せる」という中間目標に向けた実行計画の作成に注力してください。

月単位、週単位、日々の活動計画に落とし込むことで、後は実行あるのみ

実行計画は、毎日もしくは毎週の行動レベルまで具体化しましょう。

例えば1ヶ月後に2キロ痩せる場合、2週間後に1キロ、1週間後に0.5キロ痩せる必要があります。

1週間で0.5キロ痩せるためには日々何をすればよいか、それこそが具体的な日々の活動計画になります。

おやつを控えるだけでよいのか、ご飯の量まで減らす必要があるのか。食事の内容を変える必要があるのか。

運動を組み合わせなければいけないのか。

どんどん具体的な作業のイメージがわくと思います。

マイルストーンの期日で計画を見直そう

マイルストーンは、計画の進捗状況を把握することにも役立ちます。

たとえば、「1ヶ月後に2キロ痩せる」というマイルストーンを達成できていれば、順調であることがわかります。

逆に1キロしか痩せていなければ、次のマイルストーン向けて計画の見直しを行います。「次の1ヶ月で3キロ痩せる」実行計画を作る必要があります。

うまくいっていないからといって、決してあきらめないでください。

そもそも人間は楽をしたい動物です。その人間の習性を「実行計画」を活用して変えようとしているのですから。

うまくいかないのが普通の状態、あなたは理性と実行計画であなた自身を変えようとしてると理解してください。

あなたの目標がTOEICで800点獲得だったとしたら

TOEICを例にした行動計画

これまでは考え方と方法論を紹介してきました。

ここでは英語のTOEICを例に具体的に解説します。

あなたの現在のTOEICのスコアは500点です。

2年後に800点獲得することを目標に設定しました。

つまり、「2年間で300点の向上が必要」になります。

2年で300点向上させるためには、1年後には200点の向上、つまりTOEIC700点を獲得していなければ難しいだろうとあなたは考えました。

1年後に200点向上しているためには、半年後には100点向上している必要があるとあなたは考えました。

まとめると、あなたは次のようなマイルストーンを設定しました。

マイルストーンの設定
  • 現在 → TOEIC 500
  • 半年後 → TOEIC 600
  • 1年後 → TOEIC 700
  • 2年後 → TOEIC 800

次に、あなたは半年後のマイルストーンを達成するための行動計画を考えます。

半年で100点向上させるためには、毎月20点近くの英語力向上が必要だとわかります。

そのために、毎日の勉強時間を現在の1時間から2時間に増やす必要があると考えました。

また、現在は毎日10個の英単語を覚えていますが、30個に増やす必要があると判断しました。

このように日々の行動計画を作ることで、気分がのらない日でも、飲み会のある日であっても、毎日やるべきことが明確になります。

いったん習慣化できれば、2年後の目標に囚われることなく、その日やることに注力することができます。

「新年の誓い」を達成するための計画方法まとめ

今回の記事では、「新年の抱負」を単に誓うだけで終わらせないために、「行動計画の作成方法」について解説しました。

最後に行動計画の作成方法について要点をまとめます。

  • 目標を立てるだけでは昨年までと変わらない。目標を達成するための具体的な行動計画が第一歩。
  • 現状と目標を比較して、ギャップを明確にする。
  • 目標をマイルストーンに分解して、それぞれ「いつまでに」「どこまで」達成するかを設定する。
  • ギャップを埋めるために必要な作業を洗い出す
  • マイルストーンごとの達成度はバックキャストで設定しなければ最終目標には到達しない。
  • まずは最初のマイルストーンを達成するための具体的な日々の行動計画を作る。

ぜひ、行動計画を活用して目標を達成してください。

計画作成に関する参考書籍の紹介

最後に、計画作成に関する書籍を紹介します。

著者の原田 隆史さんは目標達成に関する書籍を多数執筆されています。

この書籍はストーリー仕立てのマンガで説明されているので理解しやすいです。

この記事で紹介したバックキャスト思考についての書籍です。

仕事ができる人は当然のように活用しているバックキャスト思考ですが、まとまった書籍はほとんどないので貴重です。

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