【プレゼンにもおすすめ】思考の整理、説明・説得には2軸思考でわかりやすく図解するのが効果的

ビジネススキル

自分の考えをうまく整理して、人に説明できる方法はないかしら?

2つの評価軸で4分類する2軸思考を紹介します。

シンプルですが、プレゼンでも効果バツグンです。

この記事では、思考の整理に活用できる「2軸思考」について紹介します。

シンプルな図に見える化するので、プレゼンでも相手に伝わりやすいです。

ただし、図の作り方にはコツがあるので、この記事でぜひ身につけてください。

この記事の内容
  • 「2軸思考」を使った思考整理の方法
  • 「2軸思考」の図解のコツ

この記事を読んで2軸思考を身につけることで、思考力・プレゼン力が向上することは間違いありません。

繰り返し実践することで、学校の成績や仕事の業績アップにつながるはずです。

具体的な例を使って図解方法を説明していきます。

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「ヒトは分類したがる習性がある」から、2軸思考は理解しやすい

あなたは「良い」ものが欲しいですか、「悪い」ものが欲しいですか?

「良い」ものなら「高い」ことを受け入れますか、「安い」ほうがいいですか?

これを「2軸思考」で図解すると、上の図のようになります。

あなたが頭の中を整理し、どの商品を買うか判断する場合、2軸思考は役立ちます。

あなたが買いたい商品

良い x 安い = コスパがよい

重要な評価基準は人によって違う

気をつけておきたいのは、すべての人がコスパを求めているわけではないということです。

お金持ちの人は、そうでない人ほどコスパを重視しないと思います。

たとえ同じ人でも、時間のない時や緊急時は高いお金を払うはずです。

喉が渇いて倒れそうな時は、遠くのスーパーやドンキホーテまで値引きされたドリンクを買いに行かないと思います。すぐ目の前にある自販機、コンビニで定価のドリンクを買うはずです。

評価基準の選び方

人によって、もしくは時と場合によって重要な評価基準は異なる

2軸思考の図解方法

2軸思考では、あなたにとって(もしくはプレゼンする相手、ターゲットとする顧客にとって)重要な2つの評価基準を選びます。

評価基準の例
  • 価格(安い、高い)
  • 品質(良い、悪い)
  • サイズ(大きい、小さい)
  • 色(明るい、暗い)
  • 割引率(大きい、小さい)
  • 認知度(有名、無名)

2つの評価基準は、できるだけ異なる種類を選びましょう。

2つの基準が似ていれば、結局、1つの基準で整理しているのと変わらないからです。

また、あなたや相手が関心のない基準を選んでしまうと整理の意味がなくなってしまいます。軸選びは簡単なようでとても重要な作業です。

「違い」を見つけることが2軸思考のコツ

2つの評価基準を設定することで、4つの領域が出来上がりました。

これで2軸思考の図解が完成、な〜んて甘っちょろいものではありません。

例えば、あなたは家具ブランドのニトリとイケアを分類して整理したいとしましょう。

「価格」の評価基準は有効でしょうか?

どちらも「安い」に分類されるのではないでしょうか?

「品質」の評価基準は有効でしょうか?

どちらも「(価格に対しては)良い」に分類されるのではないでしょうか?

これでは整理になっていませんね。

つまり、整理したい対象の違いがはっきり現れる評価基準、あなたやプレゼン相手の選択に影響する評価基準を選ぶ必要があります。

ニトリとイケアの場合は、「配送料の有無」、「店舗の多さ・立地」、「デザイン」などを評価基準として選ぶのが効果的です。

一見、簡単なようですが、評価基準の選び方は難しいです。

実践をこなすことで必ず身に付きますので、継続してください。

事業戦略のプレゼンでの応用方法

それでは具体的な事例で学習してみましょう。

ここでは、ブランドバッグを取り上げます。

親からのお小遣い、アルバイトの給料が収入の女子高生・女子大生にとって、ブランドを選ぶ基準は何が考えられますか。

手が届く価格、でも高級そうに見える、トレンドに乗りたい、あたりでしょうか。

ここから重要な評価基準を2つ選択すると「(手が届く価格で)高そうに見える、高そうに見えない」、「みんなが知っている、みんなが知らない」になります。

つまり、「(手が届く値段にも関わらず)高そうに見え、みんなが知っている」ブランドバッグが選択肢となります。それにより、「流行に乗っている満足感」を味わうことができるのです。

ブランドロゴが散りばめられたデザインのルイ・ヴィトンのバッグを持っている高校生、大学生くらいの女性をよく見かけますが、その理由がよく想豫できたのではないでしょうか。

お金持ちがブランドバッグを買う基準

ブランドバッグの事例で、ターゲットを変えてお金持ちの女性の場合を考えてみましょう。

女子高生・女子大生とは異なる評価基準が考えられます。

お金に困っていない彼女たちにとって重要なことは、10万円くらいでは手に入らない、本当のお金持ちしか買えない・理解できないことが重要になるのではないでしょうか。

そうすると2つの評価基準は、「(高くて)手に入りづらい、手に入りやすい」、「知る人ぞ知る、みんなが知っている」となります。

女子高生・女子大生の場合と比べて違いに気が付きましたか?

全く逆の価値観ですよね。

この2軸思考の図で言えば、女子高生・女子大生のルイ・ヴィトンのバッグは左下、お金持ちのバッグは右上です。

お金持に余裕のある人が数十万円、数百万円を支払い、数ヶ月、数年待って手に入るエルメス、もしくは一般人では名前も知らないブランドバッグを購入する理由がわかる気がしますね。

つまり、彼女たちは「優越感・特別感」を味わっているのではないでしょうか。

2軸思考のまとめ

2軸思考の作り方についてまとめておきます。

  • 2軸思考は、思考の整理、プレゼンでの説明・説得に使える
  • ターゲットにとって重要な2つの評価基準を選択する
  • 比較したいものの違いが明らかになる評価基準を選択する
  • 2つの評価基準は、できるだけ異なる性質のものを選択する

最後に、参考になる書籍を紹介しておきます。

2軸思考を身につけるための書籍紹介

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