以前、思考をスムーズにテキスト化できるAI音声入力ツール「Aqua Voice」について紹介しました。
その「Aqua Voice」がさらなる進化を遂げました。
2025年8月22日、新モデル「Avalon」が発表されたのです。
今回の記事では、この「Avalon」が私たちの文章作成やコーディングのスタイルをどう変えるのか、その魅力に迫ります。
新モデル「Avalon」とは?
「Avalon」は、Aqua Voiceのために最適化された、最新の音声認識モデルです。従来の音声入力が単に「話した言葉を文字に起こす」だけだったのに対し、「Avalon」はAIとの対話やプログラミング(コーディング)に特化して設計されています。
公式ブログによると、「Avalon」はAIへのプロンプト入力やコーディングにおいて、既存の音声認識モデルを凌駕する精度を誇るとのこと。これにより、私たちの思考は、これまで以上に速く、そして正確にデジタル世界へと反映されるようになります。
「Avalon」がもたらす2つの革命
「Avalon」の登場で、特に大きく進化するのが「文章作成」と「生成AIユーザーのプロンプト入力」の2つの領域です。
1. 生成AIとの連携で加速する文章作成
「Avalon」は、ChatGPTのような生成AIへのプロンプト(指示)入力に最適化されています。
例えば、ブログ記事の構成を考えているとき、
「ブログ記事のアイデアをいくつか出して。テーマは『AIと未来の働き方』で、ターゲット読者は20代のビジネスパーソン。まずは箇条書きで5つ提案して」
といった長文の思考を、そのまま声で入力できます。「Avalon」は、こうした自然な話し言葉を正確に認識し、AIが理解しやすいテキストに変換してくれるのです。
2. プログラミングだけでなく、すべての生成AIユーザーのプロンプト入力
そして、「Avalon」が最もその真価を発揮するのが、プログラマーやプロンプトエンジニアだけでなく、生成AIを日常的に扱うすべてのユーザーにとってのプロンプト入力です。
例えば、従来の音声入力ツールでは、専門用語や固有名詞、あるいは不規則な文字列が混じるプロンプトやコードの入力は困難でした。しかし「Avalon」は、添付画像のように「zshrc」「PyTorch」「UV」といったプログラミング関連の固有名詞や、「GPT-4o」「Claude 4」といったAIモデル名、さらには造語に近い「Ultrathink」といった言葉まで、驚くほどの精度で認識します。
これにより、タイピングの速度に縛られず、思考のスピードでプロンプト入力を進めることが可能になります。特に、頭の中に完成形がイメージできている時の爆発力は計り知れません。




利用したい方への紹介コード


Aqua Voiceに興味を持たれた方は、まず無料のStarterで試してみることをお勧めします。1,000単語までの試用になりますが、十分その凄さを理解できると思います。
これならお金を払いたい、それ以上の時間短縮、効率アップが見込めると思われた方は、Pro版を導入してはいかがでしょうか。年間払いで96ドル(約14,000円程度)です。Pro版は辞書登録が800単語なので困ることもありません。
これを安いと捉えるかは人それぞれですが、10ドル分(1,500円程度)の紹介コードを頂いたので下にリンクを貼り付けておきます。
Aqua Voice – Fast Voice Input for Mac and Windows Fast speech-to-text for Mac and Windows. Responses in as litt withaqua.com